海辺の家族たち

フランスのマルセイユというと、地中海沿いにあるフランス最大の港町。中心地は大きな商業都市で栄えています。中心地から南の方に行くと、石灰石の断崖絶壁に囲まれた入江（カランク）がいくつもあるカランク国立公園がありマルセイユ屈指の観光地。 フランスのマルセイユというと、地中海沿いにあるフランス最大の港町。中心地は大きな商業都市で栄えています。中心地から南の方に行くと、石灰石の断崖絶壁に囲まれた入江（カランク）がいくつもあるカランク国立公園がありマルセイユ屈指の観光地。



中心地から北西にある海岸線にもたくさん入り江はあって、そのうちのひとつメジャン入り江が本作の舞台。南のカランクのように別荘も美しい海と山に囲まれた入り江だけれど、こちらは廃れてしまっています。



親の介護、リストラ、結婚、子供などの問題と過去のしがらみが複雑に絡み合った家族と、人の高齢化と過疎化が問題の村。そこに吹き込んだ新たな風は、明るい未来なのか。。。なんていう感じのストーリーで、「フランスのケン・ローチ」と言われるのもわかります。まぁ、ケン・ローチといっても、そこはフランス人の監督。（今時ではなく）オーソドックスなフランス映画の香りに包まれ、結構いろんなことが起きるのですが淡々と進みます。



あまりストーリーにふれたくないので、この作品見て「南フランス、行きたいなぁ〜」って思いました、っていう感想で締めたいと思います。美しいマルセイユの景色と共にある家族の話、ぜひ劇場にてご鑑賞ください。