i ai
G
スクリーン1
19:40 - 21:40
上映終了日:5/9
日本
マヒトゥ・ザ・ピーポー
富田健太郎、さとうほなみ、堀家一希、イワナミユウキ、森山未來 永山瑛太
オフィシャルサイト
STUDIO BLUE


i ai

マヒトゥ・ザ・ピーポー初監督作は、詩的なことばと映像美で紡がれる“さよならと永遠”に切実に向き合った真っ赤な⻘春映画。エンドロールが終わっても共に生きよう

GEZAN のフロントマンであり、音楽以外でも小説執筆や映画出演、フリーフェス・全感覚祭や反戦デモの主催など、独自のレイヤーによるカルチャーを紡ぐ活動で唯一無二の世界を作り上げるマヒトゥ・ザ・ピーポー。彼が初監督を務め、2022年の東京国際映画祭<アジアの未来部門>にも正式出品された映画『i ai(読み:アイアイ)』。マヒト監督の実体験をもとに、主人公のバンドマン・コウと、コウが憧れるヒー兄、そして仲間たちが音楽と共に過ごした日々、出会いと別れ、彼らの切実な時間が綴られていく。



主人公コウ役には、“全感覚オーディション”と 銘打たれたオーディションで約3,500人の中から抜擢された新星・富田健太郎。そして主人公の人生に影響を与え、カリスマ的な存在感を放つヒー兄役に、映画だけでなく舞台やダンサーとしても活躍する森山未來。ヒー兄の恋人・るり姉役を、映画やドラマ、舞台と活躍の幅を広げるさとうほなみ、ヒー兄の弟でコウとバンドを組むキラ役を、映画『世界は僕らに気づかない』で第37回高崎映画祭最優秀新進俳優賞を受賞した堀家一希。さらに吹越満、永山瑛太、小泉今日子ら多彩な実力派が顔を揃える。



マヒト監督の紡ぐ“詩”と、キーカラーでもある“赤”が象徴的に使われる、寺山修司を彷彿させる独特の映像美が融合した本作。この純文学的な味わいの作品を撮影カメラマンとして支えたのは、木村伊兵衛写真賞受賞の写真家・佐内正史。そして、美術に佐々木尚、衣装に宮本まさ江、劇中画に新井英樹など、監督の思いに共鳴したカルチャー界の重鎮たちが集結。また、ヒー兄がフロントマンを務める劇中バンドのライブシーンで、実際の演奏を担うのは、監督をはじめとするGEZANのメンバーたち。ライブハウスの混沌と狂乱が臨場感たっぷりに描かれる。



<ストーリー>

兵庫の明石。 期待も未来もなく、単調な日々を過ごしていた若者・コウ(富田健太郎)の前に、地元で有名なバンドマン・ヒー兄(森山未來)が現れる。強引なヒー兄のペースに巻き込まれ、ヒー兄の弟・キラ(堀家一希)とバンドを組むことになったコウは、初めてできた仲間、バンドという居場所で人生の輝きを取り戻していった。ヤクザに目をつけられても怯まず、メジャーデビュー目前、彼女のるり姉(さとうほなみ)とも幸せそうだったヒー兄。その矢先、コウにとって憧れで圧倒的存在だったヒー兄との突然の別れが訪れる。 それから数年後、バンドも放棄してサラリーマンになっていたコウの前に、ヒー兄の幻影が現れて……。